超宇宙ブース

使用済みロケット部品（フェアリング）やソユーズ帰還カプセルのレプリカ（1/1サイズ）など、大迫力の展示品がもりだくさん。 ふだんは目にすることのない珍しい展示に、コアな宇宙ファンからコスプレした女性まで、みな宇宙へのロマンを目に輝かせながら見入っていました。

ブースでは、直径3メートル超、高さ5メートル以上にもおよぶ巨大なロケット部品（フェアリング）をスクリーンとして使用。JAXAの関わった宇宙開発ミッションの映像を投影していました。直接触れることもできるようにしてありましたので、多くの方が実際に触ったり叩いたりして確かめていました。 ちなみに、真っ白なフェアリングがあまりにスクリーンとして馴染みすぎていて、だれもロケット部品だと気づかないというハプニングも。急遽JAXAの方が手書きで「これはスクリーンではありません」という注意書きを書いてくださいました（ちなみに、注意書きを書いてくださった方は、JAXAでフェアリングの設計をなさっているそうです）。

若田宇宙飛行士が来月14日（2014年5月14日）に帰還するということもあってか、ソユーズ帰還カプセルの1/1レプリカも人気がありました。内部まで詳細に作り込まれたレプリカは圧巻のひとこと。 様々な方が、「こんな狭いカプセルに3人も乗れるんですか！」「この宇宙船は何時間くらい乗っていられるんですか？」など、素朴な驚きや疑問をJAXAの技術者に次々にぶつけていました。

宇宙から落ちてきた本物のロケット部品があたるとあって、フェアリング抽選会は会場1時間で1000枚の抽選券が配布終了するという大盛況。ありがたいやら、遅く来て抽選券が受け取れなかった人には申し訳ないやらで、担当者としては複雑な気持ちです。 あまりの盛況っぷりにJAXAさんも驚いて、2日目には急遽、追加でフェアリングを持ってきてくださいました。

超会議といえば馬車！ ということで、JAXAのみなさんには超乗合馬車に乗っていただき、思う存分宇宙開発についてアピールしていただきました。 通りすがる来場者のみなさんも足を止めて、JAXAさんのアピールに耳を傾けていました。

でもそれ以上に、JAXAのみなさんにとって、馬車は印象深かったようです。 見渡す限りの来場者さんたちが発するパワーに圧倒されているようで、しきりに「すごいな･･･」とつぶやいていたのが印象的でした。