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超歌舞伎「今昔饗宴千本桜」(はなくらべせんぼんざくら)

2019年、幕張の地にあの作品が帰ってくる。

今年の超歌舞伎は、第22回 AMD Award '16大賞 総務大臣賞を始めとして、数々の栄誉に浴した、超歌舞伎の記念碑的な作品である『今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)』を、装いも新たに上演します。

古典歌舞伎を代表する名作のひとつである「義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)」、そして初音ミクの代表曲で、いまや国民的な楽曲といっても過言ではない「千本桜」の、それぞれの世界観をもとにして生まれた、『今昔饗宴千本桜』。
〝桜がつなげるキセキ。〟と銘打たれた言葉のとおり、古典歌舞伎と現代のデジタル技術が融合したこの作品から、数々の奇跡、そして軌跡が生まれていきました。

また、いまや超歌舞伎の作品で欠くことのできない「あまたの人の言の葉を」という名台詞は、『今昔饗宴千本桜』で生まれた台詞で、その後の『花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ)』、『積思花顔競(つもるおもいはなのかおみせ)』へと受け継がれています。

2016年の公演と同様に、中村獅童さんが佐藤四郎兵衛忠信(さとうしろうびょうえただのぶ)、初音ミクさんが初音未來、美玖姫(みくひめ)、澤村國矢さんが青龍の精(せいりゅうのせい)をそれぞれ勤めるほか、中村蝶紫さんが美玖姫の母である初音の前(はつねのまえ)を演じます。